バントの基本の構えで紹介しましたが、足のスタンスや両手のバットの間隔については、これから紹介する練習の中で色々試してみて、子供自身が一番ボールを転がすのに最適な“バントの構えの形”を検索してみてください。

1.リフティング


右バッターなら右手、左バッターであれば左手でバットでボールをリフティングします。
何回出来るでしょうか?
ボールに慣れる、バットコントロールのために!

2.ボールを捕球する

  1. バッターは重心を低くして構えます。
  2. バントの構えがいいです。

  3. 捕手側の手を目の前(顔の前)におきます。
  4. 右バッターは右手、左バッターは左手。

  5. トスは4~6m先から軽く。
  6. トスされたボールをキャッチします。
  7. 卵を割らないように掴む感じで捕球しましょう。



3.ボールを手に当てる

上記の“ボールを捕球する”の練習の要領で今度はボールを手に当てて転がす。

一塁側、三塁側に転がす。
目標物を置いて、そこでボールが止まるように狙ってみてください。

思い通りのところに転がすための角度を知ろう!


4.テニスラケットでバント

  1. バントの構えをする。
  2. 5~7m先からの遅いボールをバントする。
  3. 一塁線、三塁線に目標物を置いて狙ってください。

    打球は強くならないこと

  4. 徐々に離れた距離にしていく。
  5. 少し早いボールも練習してみてください!


5.感覚がつかめたら、バットで練習!

5~7m先からの緩い球をバントしてみましょう!

Ⅰ.片手でバント

  • キャッチャー側になる方の手はバントの構えの時の位置。
  • ピッチャー側の手は膝。
    (ピッチャー側の足の膝の上に軽く乗せる。)
  • グリップエンドは投手側の方につける。
  • 軽く投げられたボールをバントする。

Ⅱ.片足バント

  • 両手は、バントの構え
  • 前足(ピッチャー側)1本で立つ。
    膝は軽く曲げましょう!
  • 軽く投げられたボールをバントする。

Ⅲ.片膝つきバント

  • 両手は、バントの構え
  • 膝を地面につける。
    ・オープンスタンスの場合
     前足(ピッチャー側)の膝を地面に。
    ・クローズドスタンスの場合
     後ろ足(キャッチャー側)の膝を地面に。
  • 軽く投げられたボールをバントする。

※反対側の膝を地面につくバントの練習もしてみてください!

Ⅳ.グリップでバント


バットを逆さまに持ってグリップの部分でバント練習。

Ⅴ.素早くバントの構えをするために

バッティングの構えから素早くバットの構えをします。
(右バッターの場合)

  • オープンスタンスへ
  • 右足を軸にして投手に正対し、バントの構えをする。

  • クローズドスタンスへ
  • 左足はそのままで、右足を素早く引いてバントの構えをする。

お父さん(お母さん)の合図で一瞬でバントの構えになるように練習してください。

自分に合った形を決めてください!

Ⅵ.コースにバットを合わせる練習

  1. ネットや壁に目印をつける

    ストライクゾーンの四隅に印をつける
    (外角高め、低め。内角高め低め)

  2. お父さん(お母さん)がコースを言う
  3. 言われたコースの位置にバットを合わせる

低めが難しいので大目に練習してください!

最初はバントの構えから。
そして、打つ構えからバントの構えと練習してください。

Ⅶ.一塁線、三塁線に目標物を置いて

投げられたボールを

  • 目標物方向にバントする。
  • ボールが止まるように練習する
  • “目標物がある場所でボールが止まるように練習する”

Ⅷ.ボールを見逃す

バットを上の方に引いてボールを見逃します。

ポイント

  • ギリギリまでボールを引き付けること
  • 出来るだけ長くボールのコースにバットを合わせておく。

  • バットは上にあげること





慣れてきたら投げる距離を広げたり、ボールの速度を上げたりして同じメニューに取り組んでみてください!