フライボール革命から学ぶ今までの常識は非常識!

近年の野球の指導は『ダウンスイングがダメだ!』と言う指導が増えましたが
まだまだ「上から叩け!」「ゴロを転がせ」などの指導も根強くあります。
そんな中、今までの常識?!を覆す『フライボール革命』が世に出てきました。
ダウンスイングとは反対の「今までダメだ!」と言われていたアッパースイングで打つこと。
アッパースイングで打つことで確率が上がると言われているのです。
2017年のMLBヒューストン・アストロズは、このフライボール革命を取り入れて、
世界一になりました。
アストロズのように結果が出るからといって、“ただ”フライボール革命を取り入れることは、お勧めではありません。

ヘッドが下がってしまうと確立が落ちる

そもそもフライボール革命の、アッパースイングで打とう!そう取り組むのはいいのですが、
アッパースイングの定義をご存知ですか!?
しっかりと理解する必要があります。
アッパースイングヘッドが下がったスイングは一緒のように見えたりしますが、
全く違うものとなります。
ヘッドが下がってしまえばカーブだけでなくストレートや他の変化球まで
で捉えることしかできなくなります。
それにも関わらず「今の時代はフライボール革命だ!」などと言い、
ただメジャーの選手のスイングを真似て本質を理解しないと
打つ確率が下がるのは想定できますね。

打つポイントは点にならないこと

ヘッドが下がっているスイングが何なのか?と言うことも
選手によって違い、曖昧です。
このフライボール革命から学ぶべきことは一昔前と違い、
データによって明確になったり、研究などから根拠を持つことができることで
技術は進化するのではないでしょうか?!
そして、改めて!「大切なことは何なのか?」ということが再確認できること。
うわべだけのテクニックでスイングしても頭打ちがきます
スイングを改善していく中でフライボール革命を採用しても、しなくても、
どんなスイングを目指していても

指導の本質を理解することができていますか?

これからの時代、子供に教えるのに求められるスキルは
時代の流れとともに今以上に高いものが求められます。
そしてこれからも様々なデータに基づいた理論などが出てくることが予想されます。
情報時代ですので、
小学生高学年や中学生でもフライボール革命という言葉を知っていると思いますが、
本質を理解して実践している子供はどのくらいいるのでしょうか?
ほんの僅かなのではないでしょうか。
「そのスイングはダメだ!」そう注意したされた時に、
子供や親が「考え方が古い」などと言って不満を口にしたりしている状態では、
どんどん指導者との溝が深まっていくばかりです。
これでは今の野球界は衰退していくばかりです。
子供をサポートする立場の私たち親は「本当に大切なこと!」
伝えることができる指導者でなければなりませんね。
ポイントがにならないようにしなくては、いけません!