30年位前には、現在のように携帯電話から始まり“スマホ”がこれだけ普及するとは、考えられませんでした。
野球の世界でも以前と現在では、変わったことがあります。
昔を懐かしみながら、ほんの一部ですが紹介します。

少年野球の今と昔

1.少年野球を取り巻く環境。その1

現在
親の参加
必須
ほとんどなし
指導者
保護者や経験者
主に学校の先生
試合や練習
毎週土日あり
現在の半分以下

以前は(結構、昔ですけれど)子供の指導にしても任せっぱなしで、親はあまり関与してなかった印象です。試合にしても今ほど頻繁にはありませんでした。


2.少年野球を取り巻く環境。その2

現在
少年野球人口
減少中
現在の3倍
ヘアスタイル
自由
主に坊主頭
体罰
問題あり
ケツバット

少子化もありますが、野球以外のスポーツの選択肢がある影響で減ってます。が、野球女子が増えてる感じはありますね!

小学生はそれ程でもありませんが、野球といえば坊主頭でした。

ケツバットやげんこつは当たり前でした。

軟式野球のボールが変わります。

2019年度から13年ぶりにボールの規格が変わります。
(C球からJ球に変更になります)
新規購入の予算を立てなければならなく大変です(;^_^A)

J号 C号
重さ
129g
128g
直径
69mm
68mm
反発
70cm
75cm

少し大きく重たく硬くなりました。
投げ方が悪いと変化がかかりやすいかもしれません。


2.少年野球の練習

現在
うさぎ跳び
禁止
トレーニングのひとつ
トレーニング
理論的かつ効率的
主に走り込み
水分補給
細目に給水
練習中は飲めない

定番だった“うさぎ跳び”ですが、トレーニングとしての効果は期待されず、膝への負担が大き過ぎて、怪我につながる可能性が大きいということで、今は行われていませんね!

プロ野球の選手でも140㎞を超える球速の選手は、あまりいませんでしたが、現在は理論的なトレーニングのおかげで、高校生で150㎞を超える速球を投げる投手がたくさんいますね!

「練習中に水分を摂ると、バテやすくダルクなって動きが悪くなる」からみたいな理由で『練習中に水を飲むな!』と言われたものですが、今は、熱中症対策もあって『水分をこまめに摂りなさい!』と言われるようになりました。


3.少年野球のバッティング理論

現在
バットの握り方
フィンガーグリップ
雑巾絞りグリップ
スイング
レベルスイング
ダウンスイング
構え
上の手が肩の高さ
どうでもいい

 

バットは雑巾を絞るように握ると剣道の面を打つような動作はできますが、バットが横に振れなくなります。




投球を点で捉えるダウンスイングから線で捉えるレベルスイングが主流です。



最初の構えは、振り遅れず反動をつけてトップが作りやすい場所が理想です。

少年野球の今と昔

このように、少年野球の世界でも様々な研究がされ、今では違った指導理論になってきているようです。
また数年もすると、色々なトレーニングが研究され、現在のものがダメということもあるかもしれません。

指導者は、昔の方法論に執着せず、常に新しい情報にアンテナを張り巡らせ、勉強する必要がありそうですね!

他にも毎年のようにルールの変更があったり、投手の投球に関する規定が変更されたりしています。