モチベーション動画を活用する

試合直前、選手が円陣を組んで「よし、行くぞ!」と気合を入れてモチベーションを高めている姿がみられます。
スポーツは技術だけではなく、メンタルも重要な役割を占めているので、気持ちを鼓舞して『やる気』を高めています。
最近では、選手のメンタル面の向上に良い影響を与え、試合で最高のパフォーマンスを引き出すために「MV=モチベーションビデオ」が活用されているそうです。

映像は印象に残りやすく、心理的な影響力がすごく大きいものです。
親御さんや監督があれこれいうよりも『モチベーションが上がる映像を見せる』ことのほうが効果的かもしれません。
モチベーションビデオは、そのビデオを見る子供を心理的にポジティブな状態に変えるのが目的です。

Ⅰ.子供自身の良いプレーを見る

ほとんどのご家庭には、子供が生まれてからの成長や運動会、学習発表会などの活躍を録画するために“ビデオカメラ”があると思います。
野球の試合の時にもバックネット裏などに設置してプレーを録画してるチームや保護者が見受けられます。
ピッチングフォーム、バッティングフォームを確認して修正したり、エラーなどのミスの修正に利用されていると思います。
それはそれで必要なのですが、
モチベーションを高めるためには、そのような修正のための映像を見るのではなく、上手くいったプレーなどの活躍しているところの映像を見て下さい。
我が子の好プレーの映像とその時の周囲の様子も同時に編集した映像を子供と一緒に見て褒めるのです。
自分の好プレーの姿のイメージを心に刻み付けて、今後の練習に取り組む事が出来るでしょう!
さらに、ピンチの時や反対にチャンスの時に自分の良いプレーのイメージを描くことで、最高のパフォーマンスが発揮できるでしょう。

ベストプレーの中に音楽や文字などの特殊効果を挿入したり、その時の周囲の反応も映像に入れることで、期待を感じ気持ちも高揚するので、効果が倍増すること間違いなしです。

Ⅱ.アスリートのドキュメンタリーを見る


イチロー選手や大谷選手などのTVのドキュメンタリー番組やDVDを視聴してください。
その中には『悩んでいる事』『精神的、肉体的に苦しんでいる事』が、必ず話の構成の中にあります。
このような苦悩を乗り越えてみたいな・・・。
その姿を見て「あの大谷選手でも、そんな悩みがあるんだ。悩んでいるのは自分だけじゃないんだ!」と共感して気持ちを前向きにしていくことができます。
野球選手に限らず、サッカーのメッシや100メートル世界記録保持者のボルトのドキュメンタリー番組でもOKです。

余談ですが・・・。
親御さんたちも仕事のモチベーションを高めるために、アップル創業者スティーブジョブズやアマゾン創業者ジェフ・ベゾスたちの“スピーチを聞いていると効果があるらしいです。
何か自分も彼らと同じようなことが出来るかもしれないような気持にさせてくれます。

Ⅲ.スポーツ観戦に行こう!


TVやネットで動画を見るのもいいですが、球場で色々な雰囲気や空気を感じたり、意外な発見があるのです。
“生”でTVで見ている選手を見たりすると興奮してモチベーションが上がりますよね!
「やっぱりかっこいいなあ!」「あんなふうになりたいなあ!」と憧れ、目標になっていくのです。
できれば、練習の様子から見られるといいですね!

地方ではなかなかプロ野球観戦などは、日程の都合もあり難しいかもしれません。
他の競技でも学ぶことはたくさんありますし、視野も広がりますので、見る機会があれば観戦してください。