投げ方が悪いと肩やひじのケガにつながりますので、正しい投げ方を身につけましょう。
正しい投げ方が身につくと速いボールや狙ったところに投げられるようになります。

正しいボールの握り方を知っていますか?

正しい投げ方をするためには、正しいボールの握り方でなければなりません。
握り方が悪いとボールが曲がったりして真っ直ぐ狙ったところに投げられません。

1)じゃんけんのチョキの力を抜いた感じで握る。

人差し指と中指は指1本分開けましょう。
人差し指と中指の中間からまっすぐ下に親指を置きます。




ギザギザ盛り上がっているところに指の腹が来るように握ります。
人に当たったら落ちるくらいの強さでボールを持ってください。

2)手が小さい子供は4本の指で握ります。

人差し指と中指と薬指の3指と親指で握ります。
中指からまっすぐ下に親指を置きます。


人差し指と中指と薬指の間はくっつけないこと。
指がくっつくと力が入ってしまいます。
全部の指では握らないでください。




3)正しい投げ方をするための腕の動きを覚えよう!

➀背筋を伸ばして正座をして、ボールをくるぶし付近に置く。
⓶手の甲を前に向けてボールを握る。

⓷ひじを肩の高さまで上げる。
【ポイント】ひじの角度は90度がいい。
【注  意】あげた肘は肩より後ろに入らないようにする。

投げる前のトップの形

⓸ボールを送球方向と反対に向けながら後頭部まで持ってくる。
【ポイント】手の甲側の親指が軽く後頭部に触れるくらいがいい。
【注  意】ボールを投げる方向に決して向けないこと。

ボールを持っていないほうの手は、親指が下になるようにして肩の高さま持ってきて肘を伸ばす。(人差し指が送球方向を指すようにする。)

ポイント

投げるうえで、ここまでの動きがとても重要になってきます。
この動きができない子供が非常に多いです。
ですから、この動きを何回も繰り返し練習してください。

悪いトップの形

【注  意】決して画像のようなトップの形にならないこと。
アーム式の投げ方になってしまいケガの原因になります。





4)肩幅より広めに足を開き立って練習しよう!

正座してトップの形が作れるようになったら、立って同じような動きができるように練習しましょう。

ポイント

上半身を回転するタイミングは、投げる方向の足に体重が移動してからです。
投げる方向の股関節の上で上半身を回転させて投げましょう。
上半身が回転して、トップの時にあった投げる方向の肩の位置に、ボールを持った肩がきたときにボールを投げるイメージが大切です。

注意

トップの時にあった投げる方向の肩の位置にボールを持った肩がくるまで、ボールを持った手と後頭部は離れないように意識してください。

まとめ

投げる形をまず作ることが大切です。
この形が投げる基本となりますので、しっかり投げる迄の腕・手の使い方から上半身をどこで回転させるかを体に浸み込ませてください。
この形ができると、次は足を上げてボールを投げる動作にになるのですが、良いボールが投げられますよ!