1.身体が大きい方が、野球をするうえで有利!?

身体の大きな子供がいる対戦チームを見て、とても羨ましく感じることもあります。
試合開始前の整列で、頭一つ二つ分違う光景を見て殊更に大きさの違いを実感することがあります。

小学生の時の体格の差の有利性は、競技のうえで必ず現れてきます。
打った時の打球の飛距離、投げた時のボールのスピードなどにそのまま『差』として出てきます。

特に我が子二人は、クラスで1~2番目くらいに背が低く、打ってもボールは飛ばない、投げても塁間がやっと届くような感じなので、身体の大きな子を見るとすごく羨ましく思ってしまいます。
特に長男は、体の大きさの違いだけで技術は上なのに試合に出られないことが結構あり、悔しい思いをしていました。
「身体が大きければ・・・。」と。(実際に指導者から言われてました。)
これは、実際に言われたり、経験したことがある人達にしか分かりません。

両親二人が小さいので遺伝ですね。ごめんなさい。

2.身体が大きいと基本をおろそかにしていることも。


身体が大きいと基本が出来ていなくても、ある程度打球は飛ぶし、ボールを速く投げれてしまいます。
その結果、ケガをしたり、その後の野球人生で体格が追い付かれてきたときには、プレーの差となることもあるでしょう。

小学生の時の”体格差”は、本当に埋められない差かもしれません。

けれども小さい子供のほうが、体の使い方を知っているケースのほうが多いかもしれません。
大谷翔平選手のように体が大きくても体の使い方が、身についている人のほうが少ないかもしれません。

やがて、大きくなったときに活躍するために、正しい投げ方や打ち方を今のうちに身につけて、準備をしておきましょう!

小さい子がんばれ!

3.体が小さい!?足が遅い!?だからこそ、活きることもある!!

確かに世の中は不公平です。
身体が大きい人に小さい人。
足が速い人と遅い人。
奇麗で可愛い人とそうではない人など。

小さいから、足が遅いから、今は諦めなさいということではありません。

という言うことで・・・。

Ⅰ.体が小さいからヒットが打てない?そんなことはありません!

野球は相手の力を利用してボールを飛ばすのです。
実際に止まっているボールよりも投球されたボールを打つ方がボールは飛びます。
ホームランが打てなくても野手の間を抜ける打球を打つことは体の大きさに関係なくできます。

Ⅱ.足が遅いから盗塁できない?そんなこともありません!


ピッチャーの癖を見抜いて思い切り走る勇気があるかないかが盗塁のカギです。
観察力やスタートを磨けば盗塁はできます。
実際に見るからに走るのが遅そうな体格の子が、反対に警戒されなくて盗塁しやすいです。

“背が高い” ”足が速い” ほうが有利ということはあっても、”小さいから” ”足が遅いから”劣っているということはありません。
そういう差を諦めずにマイナスに思うのではなく、プラス思考で工夫し、努力すればそれが武器になるのが野球です。

Ⅲ.速い球が投げられる!それは素晴らしいことです。けれども!?

速い球を投げられるなどの武器を持つことは、とてもいいことですが、それに頼ってしまうと過信やおごりとなり、ムキになってフォームを崩したり、怪我をすることもあるでしょう。

速いボールを投げることばかりでコントロールをおろそかにして、自滅していくピッチャーが何人もいます。
いわゆる一人相撲ですね!

ピッチャーの役割は、速い球を投げることではなく、遅いボールでもいいから打者を打ち取りアウトを積み重ねることにあります。
その一番大事なことを決して忘れないで!

4.自分の一番得意なことをドンドン伸ばすことで・・・。

●足の速さだったら負けない!
●打つことなら負けない!
●捕ることなら負けない!
●コントロールなら負けない!
●声の大きさなら負けない!
etc。
自分の得意なことを伸ばして武器にしいていくことで、他の苦手なことも少しずつ向上していきます!