1.よく聞く体幹トレーニングの体幹てどこ?

そもそも体幹とは・・・
頭部、四肢を除くすべての部位のことを言うそうです。
(頭、両腕、両足以外の部分)
ということは、胴体部分のことになりますね!
胴体の筋肉を鍛えるためのトレーニングが体幹トレーニングです。

2.体幹トレーニングの効果は?

体の幹と書いて体幹。
からだの幹となる部分、芯となる部分、土台がしっかりしていないと野球をするうえで、いいパフォーマンスが発揮できないということです。
最近の子供たちを見ていると何かドッシリしていないんですよね!
人の話を聞くときに、ジッと立てられなくクネクネしています。
体幹の力(筋肉)がないように感じて仕方がありません。
そこで・・・
サッカーの長友選手が体幹トレーニングに力を入れているというのがきっかけで、かなり有名なトレーニング方法になりましたが、野球少年にもお勧めです。
「基礎代謝がアップして体力がつき病気になりにくくなる。」
「体の軸がしっかりしてきて、姿勢が良くなる。」
特に、基礎体力がついて体の使い方が上手くなり、怪我が少なくなり、ハードな練習にもついていけるようになります。
野球の動作は、回転運動が多いので、下半身のパワーを効率よく回転運動に変え指先やバットに伝えなければいけません。
そのためにも、体幹がしっかりしていないといけないのです。

3.野球少年が体幹トレーニングするときの注意点とポイント

〇正しい姿勢で行わないと意味がない。
〇呼吸をしながら行う。
〇無理をしない。
〇長時間やらない(せいぜい20分くらい)

4.リビングやテレビを見ながらでもできる体幹トレーニング

1)フロントブランク


映像では両肘を台(器具)の上に乗せてますが、台(器具)は必要ありません。
ひじが痛くなるので、床にヨガマットを敷いて使うといいです。
1.両ひじと両ひざを床につける。
2.両ひざを伸ばして30秒間静止する。(2セット)
ポイント
・背筋を伸ばし、体全体が一直線になるようにします。
・顔は上げ、あごを上げ過ぎないように斜め前を向く。

2)サイドブリッジ


1.肘を肩の真下におきます。
2.頭から背骨すべてが一直線になるように腰を浮かせます。
(最初は、膝を曲げててもOKです。慣れたら伸ばしましょう。)
※30秒を目標に左右2セット

3)水平クランチ


1.あおむけの状態で膝を立てる。
手のひらを下にして両手をつく。
2.足をあげながら両手を水平に3秒かけて、足を90度、
肩・頭をあげて両手をおへその高さで水平にします。
そのまま3秒キープしてゆっくり戻す。
※10回繰り返す(2セット)

4)バックエクステンション


1.うつぶせに寝ます。
2.両腕と両足を同時に広げます。
(勢いで反らさないこと。)
※上体を反らしたら5秒間キープして、ゆっくり元の姿勢に戻る。
(3回2セット)

5)タッチ・ニー&エルボー


1.あおむけでドローインを行った状態で両手足を持ち上げる。
2.両ひざに両ひじをタッチする。
(10回3セット)

6)手足クロス上げ


対角線上の両手足を地面と平行に持ち上げ30秒間キープします。(左右2セット)

7)フォーポイントトランクローテーション


1.四つん這いになり、片手は地面、反対側の手を後頭部に。
2.頭と腰から下を固定した状態で、肘を上下させ肩を大きく動かす。
※肘が真上を向くように頑張る。(左右10回2セット)

8)トランクローテーション


1.あおむけになり、手を水平に広げる。
2.ヒザを90度に曲げ足を上げ、地面に肩をつけたまま
左右にゆっくり足を振ります。(10回2セット)

5.トレーニングで気をつけたいこと

紹介した体幹トレーニングをすべてやってもいいですが、最初は四つくらいにして慣れたら増やしていくのがいいでしょう。
毎日やったほうがいいですが、なかなか続かないものです。
ダイエット効果も期待できますので、家族みんなで楽しくできたら最高です。

大事なのは、体幹の力をバッティングや投げることに活かせる体の使い方を知るところにあります。