1.素手でボールを捕る時と同じように動くグラブ

グラブは手の一部です。
素手でボールを捕ると手が痛くなり、ケガもします。
ボールを捕球しやすいグラブにすることで、守備力が向上することは、言うまでもありません。
それでは、ボールが捕球しやすいグラブとはどんなグラブでしょうか?
ズバリ!素手で捕球する時と同じような動きができるグラブです。
そのためには、オーダーグラブや市販のグラブの改造がいいのかもしれませんが、お金がかかってしまいます。
最低限できることで、市販品を自分に合ったグラブにしてみましょう!

野球をするなら上達のスピードに差が出るグラブ選びは大事!でも紹介しましたが、あまり大きいグラブはお勧めできません。
豚革のグラブがボロボロになったら、牛革のグラブにしていきますが、外野を守ろうが小さいグラブで十分です。

2.グラブの手入れ部分のベルトを調整しよう!

Ⅰ)レギュラー締め

市販のグラブを買ったときは、ほとんどがこの状態です。
手の甲がしっかり押さえられます。
手の大きさや手袋をするかなどによって1段調整することが必要になってきます。




私は軟式野球では、ボールを捕る感覚を感じてほしいので、素手を推奨します。


Ⅱ)かぶせ締め

手の甲が動くので、握力がない子供に向いています







◎レギュラー締めと、かぶせ締めを一度両方試してみてください。

3.捕球しやすいグラブの型を付ける

Ⅰ)グラブを柔らかくする。

購入時にスチームや湯もみで柔らかくしてもらい型を付けてもらいましょう。

注意

スチームは無料がほとんどですが、湯もみは3000~5000円追加料金がかかるようです。

ポイント 自宅では

●乾燥袋に入れてグラブを温める。

詳しくはグラブの手入れの乾燥をするを見てください。
他に冬であればコタツに入れる方法もあります。

●革を柔らかくするスプレーやオイルを塗布して柔らかくする

塗布のしすぎに注意しましよう。







Ⅱ)グラブのをハンマーで叩き馴染ませます。



親指と小指の付け根の部分が硬いと手の動きがグラブに伝わりません。














Ⅲ)グラブにボールを入れてローリング

ポケットを作りたいところを中心に少しずつボールの位置を変えながらローリングします。
その後、ボールを取って軽く揉みほぐす。


















Ⅳ)木製の専用ハンマーで捕球部を叩く

グラブをはいて専用ハンマーで叩きます。







硬式球でキャッチボールをしたり、『パンパン』捕球部に投げつけるといいです。







Ⅰ)~Ⅳ)を繰り返して型を付けていきます。 

初心者

グラブ購入時は、販売店の専門の方にお願いしたり、相談するのがいいですよ!

Ⅴ)グラブホルダーを装着して保管します。


使用する以外は、型崩れさせないためにもポケットにソフトボールなどの大きめのボールを入れて、グラブホルダーを締めすぎないように巻いて保管や持ち運びをしてください。

4.正しいポケットになっているかの確認方法

Ⅰ)グラブの指先側を下にして、グラブは立ちますか?
ポケットがないとグラブは立ちません。
ぺちゃんこのグラブだと手をひねってボールを捕球する癖がついてしまうので、絶対やめてください。
Ⅱ)捕球面で柏手をパンパンとできますか?
ポケットがなく潰れているグラブは、投げる方の手の人差し指から小指を空手チョップのようにしないと入らない。

まとめ

練習でそのグラブを使い馴染ませて、自分だけの捕球しやすいグラブにしていってください。
子供たちの多くは、グラブの大きさもそうですが、『型』が悪いとボールが落ちないようにひねったり、必要以上にグラブが寝たりします。
素手ではボールが捕れるのにグラブをはくと捕れなくなってしまいます。
守備の上達に、捕球技術の向上にボールが捕球しやすいポケットのあるグラブにしてください

“少年野球で捕球上達のために自分に合ったグラブを作る!” への1件のコメント

  1. […] 素手で捕る一番の目的は、ボールを掴むことにあります。 グラブをはいた時にも、素手でボールを掴んだように ボールを掴んで捕球してください。 それには、グラブも素手と同じような動きになる 型と柔らかさが必要ですね! グラブの型のつけ方はこちらを参考にしてください! […]

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