1.グラブの手入れはほったらかし!?

軟式野球のグラブで10000円前後からします。
そのグラブを誕生日プレゼントで買ったり、お小遣いをためて買ったりしているのではないでしょうか?
野球の道具は『高い』といいながら、買った後のメンテナンスは、さほどしてないのではないでしょうか?
自分自身の手が汚れたりカサカサになったら、奇麗にしてクリームを塗るように分身であるグラブも同じように手入れをしてください。
そうすれば、寿命は延び長持ちし、捕球しやすいグラブとなり、さらに愛着が増すこと間違いなしです。

2.グラブの手入れで用意する道具


➀新聞紙
 グラブの汚れを落とすときに敷いたり、乾燥に使用します。
⓶ドライヤー(布団乾燥機)と袋
 グラブの乾燥に使用します。
⓷レザーローション・レザークリーナー
 グラブの汚れを落とす。
⓸タオルと専用ブラシ
 グラブの汚れを落とす。
⓹牛脂配合オイル
 捕球面に塗るオイル。(革製品に潤いと耐久性を与える。)
⓺レザーコンディショナー
 背面に塗るオイル。
(化粧品に使われるようなミンクオイルやスクワランを主原料としている。)

3.グラブ手入れ手順

1)湿っていたら乾燥させます。

革が濡れていないかを確認する。
(正常な状態の重量を前もって計っておき、手入れ前に計ることで湿り具合を知ることもできます。)
➀新聞紙を指を入れるところに棒状に丸めて奥まで入れる。
 (手汗で湿っている時にも。)

⓶風通しの良い日陰に置いて乾燥させる。

時間短縮のために!

時間がない時には・・・。

➀ドライヤーや布団乾燥機でグラブ入れ等のビニール袋に熱をためます。
(燃えないように気を付けて下さい。)


 


      

グラブを入れて


⓶グラブを入れて温める。



 


⓷乾くまで数回繰り返す。

ポイント

※水分をとることがグラブの長持ちの秘訣です。

注意

革が硬く変形してしまうので、ドライヤーの温風を直接グラブに当てないでください。


2)乾きを確認したら汚れを落とします。

捕球面を軽くこすって汚れを浮かす。

➀専用ブラシにレザーロ-ション乗せる。



 

⓶捕球面を専用ブラシで軽くこすって汚れを浮かす。
注意 : 歯ブラシは、革を痛めます。


 

⓷きめ細かい布でふき取る。(付属の布)





汚れがひどい場合

➀お湯に柔らかいタオルをつけてしっかり絞り、汚れを取ります。
⓶濡れた部分を乾燥させる。
⓷レザーローションで再度汚れを落とし、ふき取る。






お湯でふき取るほかにレザークリーナでも汚れが落ちることもあります。

➀専用ブラシに歯磨き粉分くらいの量を乗せる。





⓶専用ブラシで軽くこすって汚れを浮かし、ふき取る。
⓷レザーローションで再度汚れを落とし、ふき取る。





3)グラブの革に潤いを与えましょう!

【捕球面】

➀牛脂配合オイルを少量を指の腹でこするように塗ってください。(捕球面が白くなっていると痛みが進んでいる証拠です。)
注意:グラブが重くならないように塗りすぎに注意してください。




柔らかくきめの細かい布でふき取りましょう。






【背 面】手の甲側

太陽の紫外線などで痛みますので、少しだけレザーコンディショナーを、指の腹でこするように伸ばして、塗ります。




柔らかくきめの細かい布でふき取りましょう。






【手を入れる部分】

グラブの中は、手汗などで蒸れて傷みやすいです。

レザーローションをブラシにつけ手のひらの部分の汚れを浮かして拭き取ります。





    

レザーローションをブラシにつけ、指が入る部分の奥まで入れて汚れを浮かしてふき取ります。





【グラブ指先や紐など】

➀レザーローションをブラシにつけ、汚れをこすってから、ふき取る。





    

⓶柔軟性がなくならないようにするために、牛脂配合オイルを塗る。







ポイント

◎グラブに手を入れながら行いましょう!
◎オイルを塗ったら、必ず拭き取りましょう!

4)グラブの紐が緩でいたら調整する

➀ペンチで紐の寄りを直したり調整する。
⓶紐を結び直す。





5)手入れ後のグラブの保管

グラブのポケットの部分にソフトボールや大きめの発砲ボールを入れます。





 

グラブホルダーを締め付けすぎないように巻いて保管してください。






ポイント

使い終わったときには、常に大きめのボールをポケットに入れてグラブホルダーを巻いて、持ち運ぶことを習慣にしてください。

4.毎日グラブの手入れをする時間がない!?

学校の宿題をしなくてはならない、自主練もしなくてはならないしグラブの手入れを毎日する時間はない!
おっしゃる通りです。
グラブを一週間分又は、練習用に雨用に晴れ用と使い分けられるくらい持っていると解決しますが、それは金銭面も考えると無理があります。
グラブは、水分を特に嫌いますので濡れたり湿った場合は、乾燥だけでもさせてください。
毎日手入れするのがグラブにはいいのですが、せめて一週間に一度くらいは、汚れを取り栄養を与えてください。

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