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1.子供がやりたいのか?親がやらせたいのか?

子供が野球をやりたいと言い出したのならぜひやらせてあげてほしいですが、親がやらせたいというのであれば事情が少し変わってきます。
昨今、オリンピックに出てメダルを獲得する選手たちの多くは、幼少期からその競技を始めています。
その選手たちは、どちらかというと自分で決めたのではなく、親がやらせたのではないでしょうか?
兄弟の上の子がその競技をやっていたので、ついて行ってるうちに始めた子供もいますが、他の競技の選択肢はなかったと思われます。
お父さんお母さんが、その競技の経験者で精通していれば、まだ子供にとっては良いことかもしれませんが、子供が決めたわけではありません。
将来その競技で、成功するためには、とても大事な要素であることは間違いないようですが、幼少期、それも2~3歳くらいの時に他の競技も知らずに親がやらせたい競技をさせることが、いいのかどうか・・・?
その競技で成功を収めるには、遅いのかもしれませんが、様々な競技を見たり、させた上で子供が「やりたいと」心から思った競技をさせたらいいのにと思ってしまいます。

自分が「野球をやりたい」と親が「やらせたい」とでは、その後の競技生活に大きな差があるような気がしてなりません。

自分で決めたことには責任があり、覚悟が必要です。


子供が、努力をしなかったり、挫折した時に「自分で決めたことでしょ!頑張りなさい!」と言えますが、親が決めたことは、出来ないと親のセイにしてしまいがちです。
「野球をやりたい」、「〇〇がしたい」と言ってきたときには、子供の覚悟を聞いて話し合うことも必要ですね!

もちろん、「努力の大切さを知ってほしい」、「団体競技の中でチームワークを学んでほしい」など親の願いから「やらせたい」と思うことも当然あるでしょう。
その場合でも嫌々でないことが絶対条件であり、『どうしてやらせたいか』を話し合い納得してもらうことが必要です。
最終的には、子供に決めてもらいたいのです。

我が家の長男は小学校3年生の秋に、親が「やらせよう」として野球を始めた方です。
下の子は女の子ですが、私の指導していたチームの応援?に来ていた影響で野球を始めています。
二人ともやらされたタイプですね。
その後長男は、途中で野球から退場し、大成しませんでした。
けれども今では、社会人チームで仲間と野球を楽しんでいます。

親が『やらせたい』、『子供がやりたい』どちらにしてもしっかりその競技に向き合い、覚悟を決めてからチームに入るのがいいです。

2.子供の選択肢を広げる外で遊ぶことの大切さ


私が子供のころは、鬼ごっこや野球やサッカーなどで暗くなるまで外で思いきり遊び、晩ご飯を食べて疲れたら寝るという生活リズムでした。
勿論、宿題もしましたが・・・。

子供たち同士でルールを決め遊び、その遊びの中から「野球をしたい」、「サッカーをしたい」、「テニスをしたい」と競技への興味が膨らみ、それぞれのチームにまたは中学校の部活へと進んでいきました。

外で友達と遊ぶ中で、自分の得意・不得意を感じて自覚し、見つけたあと子供本人の意思で、自分のやりたいスポーツチームに入っても遅くはないと思うのです。

現状、子供たちの外遊びが、保育園や幼稚園の流れもありサッカーで遊ぶ姿を公園でよく見かけるのはさみしい感もありますが・・・。

野球をはじめチームスポーツに入る前に外で遊ぶことは、運動能力が向上するのは言うまでもなく、自分で選択するきっかけにもなるので必要です。
まさしく外で遊ぶことで心身とも成長するのです。

3.1年の中で最適な時期もあることはあります

親子で話し合って、「よしチームに入ろう」と覚悟を決めた時が一番いいですが、1年の中でもシーズン終りの方がいいです。
子供の技術力の違いで、クラスが分けられている場合は、いつ入っても大丈夫ですが、指導者が不足していて、初心者もチームの主力も一緒になって練習している場合は、なかなか基本を教わることが難しくなります。
ですから、シーズンの終わりか、来シーズンに向けチームが始動する時期が、もう一度、基本から練習しますので、入るタイミングとしてはベストです。

4.子供が野球をやりたいといっても・・・。


子供が野球をしたいと思っていても少年団に入れない理由は色々あると思います。
例えば当番が嫌だ!
土日がつぶれる!
親同士の付き合いがわずらわしい!
めんどくさい!

など色々あるのでしょう。

でも、それって子供の可能性を潰してるとしか思えないのです。
親の都合で、ダメだと言っていると子供は挑戦するのをやめてしまいますよ!

「どうせ、ダメだと言われる」、
「そんなことより、勉強しろと言われる」
「大変だから嫌だわ」
「時間がないから」

などなど。
こうやって子供を諦めさせていませんか?

普段の生活では味わえない感動が間違いなくありますよ!

挑戦すれば成功もあれば失敗もある。
でも挑戦しないと成功はない。
挑戦しないと何も始まらない! (野茂英雄)