ソフトバンクの甲斐拓也選手。ドラフト育成6位の指名でした。
少年野球の子供たち、お父さん、お母さん素晴らしいプレーでしたね!

1.野球上達の条件はなんでしょう!

野球が好き!上手になりたいという気持ち!そういう思いが根っこにあってからこその目標であり、目的ができるのです。
そして、その強い気持ちが目標と、目的を達成して夢に近づいていくのです。

Ⅰ.野球のセンスについて

センス=観察力+調整する能力=再現力
目で見た情報をもとに『こうやって動けば、こういうふうにできる』と理解して、その動きそのものを再現できることでしょうか。
   
イチロー選手や大谷選手の打撃フォームを物マネすることがあると思いますが、本物と同じ様に再現できるとしたら、それは”センス”だと思います。
ですから、なりたい選手の物真似が上達の要素になると思います。
日本のプロ野球選手やメジャーリーグの選手の打撃フォームや投球フォームの特徴をつかんで、直ぐにマネをする姿があるとしたら、すごくセンスを感じます。
最近の子供たちは、TVで野球中継が少ない影響と特徴のある選手が少ないこともあるのか、物マネをしている姿をあまり見かけなくなったような気がします。

体育の授業で跳び箱や鉄棒ができるようになる速度の差や、野球で捕球やバッティングの見本を見せた時にすぐできる子と、時間のかかる子の差がセンスの違いです。
身体の使い方を知っているか、それだけの体の筋力があるかも大切な要素となります。

Ⅱ.観察力の有無が上達の秘訣です


上達の早い子は、人のプレーを集中して静かにじっと見ています。
数年前になりますが、自分と同じポジションを守っている選手のポジショニングや1球1球の動き、打つ打者のスイングを見ていました。
中には、サインを見破る子もいましたし、2回目に対戦の時に相手の一人一人の特徴を覚えている子供もいました。
こちらが驚くぐらいの観察力と記憶力に感心しました。

一方でプロ野球観戦に行くと、しょっちゅう場所を離れて食べ物や飲み物を買いに行く子がいます。
せっかくの上達のチャンスを自ら手放していることに気が付いて欲しいです。
打者のネクストバッターズサークルから打席での一挙手一投足、ランナーの走塁、守備など見るポイントはたくさんあります。
一緒に観戦した野球後進国から来た留学生二人は、身動きせずジッと見ていました。
試合の途中で帰る時間になっても球場から出てくれませんでした。

この極端な二つの違いは、その後の野球のプレーに確実に現れます。
対戦相手やプロ野球選手のプレーを観察し吸収しようとする貪欲さが上達には不可欠です。

Ⅲ.上達の速い子は、人の話を当然よく聞いています。

  
バッティングのスイングの仕方などを教えた時に上手くなりたいと思っている子供は、ジッと聞いています。
そして、自分の順番が来るまでに再現しようとして素振りをしたりします。
が、もう一方の子供は、教えている途中で最後まで話を聞かないで素振りを始めます。
肝心なところを聞いていなく、いざ自分の順番が来てもはじめから教えることが多くなります。
また、ほかの子供に教えている時に自分の動きを止めて聞いている子供もいます。

人の話を聞かない子供は、おしゃべりが多く話の途中で動き出します。
最後まで話を聞く子と聞かない子、どちらが上達が早いか一目瞭然です。

家庭環境も子供の上達に影響がある!?


●両親のどちらかが野球が好きであること
●子供が帰宅する時間には、両親のどちらかが居て暖かく迎えてくれる。
●両親の仲が良い。
●みんな元気で明るい。

あなたのご家庭は、どうですか?


ついでに、運動神経と健康の向上には裸足がいいらしいです。
特に10歳までに足裏を刺激すると運動神経が発達するそうです。
家で過ごすときには裸足をお勧めします。

勿論、誰よりもたくさん練習することが上達の条件ではあります。