1.少年野球を通してお父さんお母さんは何を期待します?

ただただ、技術のみが向上して上手くなって欲しいと願っているのでしょうか!?
中には、そういうご両親もいるかもしれませんが、おそらく違うと思います。

ほとんどの、お父さんお母さんは集団競技(集団行動)の中で、ルールや礼儀を学んでほしい。
協調性や忍耐力、努力をする大切さを学び、仲間を思いやる気持ちを育んで欲しいと。

野球を通して、社会人になっても通用する人間力を養い磨くことを望んでいるのではないでしょうか?

最近では、スマホやゲームなどの普及で家の中でも退屈することがないので、外で体を動かすことがなくなってきています。
一人で楽しむことが出来てしまうのです。
けれども、チームスポーツを経験することがなかったり、友達同士で遊ぶ機会が少ない子供達は、これから大人へと成長していくうえで色々な弊害が出てくる可能性は、想像できると思います。


また、親の愛情タップリに育っているのはいいのですが、親が何でもしてあげている事もあるのでしょう、道具の準備とか後片付けが出来なかったり、道具の運搬の時など手助けをしない子供が多くなってきているような感じがします。
そして、お母さんの姿を見た時には、練習中にもかかわらずイチイチ近くに行ったり、チラチラ見たりするなど甘えた光景が見られます。
特に一人っ子に多い傾向があります。

野球では、我儘や自分勝手は通用せず、チームメイトと助け合いながら、勝利をするという目標に向かって一緒に頑張り努力することを経験します。
個人においては。簡単に実現してしまったり、失敗したら安易にリセットしてやり直しをするTVゲームとは違って、一つ一つの技術の上達のためにコツコツと努力する必要性を学ぶのです。

少年野球は、将来立派な大人になるために団体の中の行動を学ぶ社会の縮図です。

2.指導者にしつけを求めないこと


しつけとは、漢字で『躾』と書きます。
身だしなみを美しくするという意味があるそうですが、社会生活のために礼儀作法を身につけさせること、自立するために正しい生活習慣を身につけさせることです。

そうだとすると、挨拶や礼儀は本来、家庭で教えることではないでしょうか?
「知ってる人に会ったら、挨拶をしなさい。」
「お礼をきちんと言いなさい。」
「ルールは守りなさい。」

など一度は、お子さんに言ったことがあると思います。
ですが、結構できていないお子様が多いです。

本来、チーム方針に挨拶や礼儀作法のことがあるのは、チョット違うような気がします。
家で教えなければならない躾を学校やチームスポーツに依存してはいませんか?
挨拶や礼儀は補助的な方針であって、団体行動の中の守らなければならないルールを学ぶところだと思うからです。

しつけは家庭で!