球仁球仁

保護者間のトラブルが一番厄介です。解決策のヒントになればと思い、実際にあった体験談を紹介します。

少年野球の親が引き起こすトラブルや揉め事の実体験談!解決は難しい。

1)時間の経過とともに入団時の説明と違うことが・・・。

以前、小6の息子が所属していた少年野球チームは地域でも強豪で有名で、監督を筆頭にコーチや役員、保護者の方々もとても熱心なチームでした。
夫の転勤でこの地にやってきて、中学生の兄と公園でキャッチボールをしていた息子の姿がたまたま通りかかったチームのコーチの目に留まり、上背があってフォームがキレイだと褒められ入団を勧められて気軽に入団したチームでした。
親の負担は、月に1回程度、週末にお茶当番でほぼ終日拘束される程度と聞き、その程度であれば、親子共々友達も作れて良いかも♪と思っていましたが、後に激しく後悔する展開になりました。
息子はほぼ初心者だったのですが、元々運動神経が良く、監督やコーチの熱心な指導のおかげでどんどん上達し、入団して3か月も経つとBチームのレギュラー(六番サード)になり、Aチームも目指せると大きな期待をかけてもらいました。それ自体は嬉しいことだったのですが、
保護者会の幹部の方から「息子さんが主力になろうとしているのだから、お父さんお母さんも練習や試合の日は必ず補助や車出しをしてください。」と言われました。夫は平日激務で休日は極力休養に充てたいことと私も色々用事があり全ての日のお手伝いは無理だと説明しましたが、A・Bチームの親は全員やっていることで特別扱いはできないと頭ごなしに却下されました。
正直話が違いますし不愉快でもあったので退団も検討しましたが、息子自身はとても喜んで活動していたため、渋々従わざるを得なくなりました。

2)恐怖の接待懇親会


試合の日の車出しやお茶当番は必要なサポートとして受け止めましたが、苦痛だったのは監督やコーチへの接待です。練習や試合の際はそれぞれの方の好みのドリンクをキンキンに冷やして絶妙なタイミングで提供することが求められ、そこまではまだ良いのですが、しょっちゅう懇親会という名の監督・コーチ接待呑み会がセットされ、保護者が入れ替わり立ち代わりお酌をし、歯の浮くようなおべんちゃらを言ったりするような会で、しかも費用は保護者のみが負担するのです。子どもを自宅に留守番させるのも心配で、適当な理由をつけて懇親会への参加を控えるようになると、ある日保護者会の役員から連絡があり「外出の用事があるという理由で懇親会欠席だったのに、家の電気が点いていたのはどういうことか」「主力の保護者としての自覚がない」と強く叱責され、対応した夫と口論になるという事態が発生しました。

3)別のチームに移ることになった結果は?

夫が「本来保護者会は子どもが健全に野球に取り組めるように必要なサポートをするというスタンスであるべきところを、ここはそれを逸脱する異常な組織だ」ときっぱり主張したことでなんと退団勧告をされてしまいました。
息子には申し訳なかったのですが、あんな指導者やオトナたちが牛耳るチームにいることはきっと息子にも悪影響が出るはずと信じ、丁寧に説明し納得させて、息子は別のチームに移籍しました。今度のチームは親のサポートも負担にならない程度で済み、息子もすぐに溶け込み、親子共々機嫌よく過ごしています。。

球仁球仁

我が子の活躍を願うのは、どの親も同じです。行き過ぎた行動で辛い目に合うのは子供です。保護者間のトラブルに第三者が入り解決するのは難しそうです。子供のためにと思っていることが、実は自分のためにやっていることに気がついて欲しいです。